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28 August 2009 / Friday

夏の終わり。逗子の花火。

Filed under: Design デザイン, Photograph — argyle street tea room @ 10:54:26

逗子のH夫妻宅での花火の集いへ。逗子海岸・国道134号に面しているマンションだから、なにしろ絶景。シーサイドはやっぱり素晴らしい。以前、Hさんの制作プロダクション「ベーネ」のロゴシンボルとステーショナリーのデザインを手伝って以来、夜な夜な逗子や大船辺りで仲良くさせてもらっている。H夫妻のおじさん・おばさん、友人、以前の会社の先輩家族などなど十数名に混じってワイワイ、美味しい料理といろいろなお酒をしっかり愉しませてもらった。(たくさんの料理、あの辺りで、すてきな食堂が開けそうなほど美味でした!)
ベランダで潮風を受けながら身体に響く爆音、降り注ぐ煌めく光と夏の火薬の匂いは、今年の夏の思い出のひとつとなった。H夫妻に深く感謝。そしてK家族にも。あ、近々またアンダンスー(もしくは大船チャンプル)に行きましょうー

27 August 2009 / Thursday

書体とマニフェスト

Filed under: Design デザイン, Print, Art direction, Colour — argyle street tea room @ 15:01:48

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民主党のマニフェストの冊子が人気らしい。数日前、近くの駅前で配っていたから貰ってきた。一番大事だろう「政権政策」の中身のことは置いておいて、誌面のデザインのことだけを見てみよう。
政権交代を目指す民主党にとってこのマニフェストの存在意義は大きい。24ページ、フルカラー(一部グレースケール)から成るマニフェスト。ターゲット層を広く捉え、総じて、ツボを押さえシンプルに纏めているなあという印象だ。党カラーの赤と黒でドラマチックさと迫力、永遠の力強さを演出。書体に眼を向けると、モリサワの太ゴシック系のオンパレード。適材適所でゴシック書体のバリエーションをうまく利用、活用している。大見出しには、しっかりとした骨格を持った信頼感のある「ゴシックMB101-B」。生のコトバを骨太に表現するにはこの書体は外せない。本文には「見出ゴMB31」を併用。すっきりとした印象を持つこの書体は、数あるゴシック体の中での字面が小さめに設計されていてとてもスマート、届けたいコトバをゆっくりと丁寧に伝えることができる。小さな文字は、定番の「中ゴシックBBB」を利用。視認性・可読性を上げ、読んでもらえる工夫をしっかりしている。極小文字は、Adobe の小塚ゴシック。ぼくが好きな文字のひとつ。モリサワの「新ゴ」を手がけた小塚昌彦氏の最後の作品。ひときわ美しい、いまや定番の名書体だ。
一方、洋書体はどうだろうか。五つの約束を表す赤い大きな数字は、「Impact」のレギュラーだろう。大きく使うとなまえの通りインパクトを備え迫力十分。一部、細かなところで「Helvetica Neue」を使用している。世界中で愛される「ヘルヴェチカ」のことはいまさら説明は不要だろう。
こう全体を見回してみると、書体のセレクトだけは保守王道。明朝・セリフ体は一切使用せず、ゴシック・サンセリフ体だけを選ぶ潔癖な程のこだわり。優美さや、繊細さ、味わい深さ、伝統感などのニュアンスを省き、モダンさや新鮮さ、明るさ、スマートさを全体的に印象づけるコンセプトだろう。
このマニュフェストのデザインの善し悪し、好き嫌いは別として、こんな風にデザイナーは、明確な意味を持ち書体を丁寧に選んでいる。書体によって、イメージをコントロールできるからだ。話すコトバはうつろいやすいが、文字のコトバには永遠のチカラが宿っていると思っている。ぼくがグラフィックデザインをシゴトにしているのは、そのチカラを信じているからだ。

24 August 2009 / Monday

サンセット・ミュージック・イン

Filed under: Design デザイン, Music 音楽, Photograph — argyle street tea room @ 18:51:04

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夏の終わりが近づく頃、1995年に森戸の海岸で催された「葉山サンセット・ジャズ・イン」のことをいつも思い出す。森戸の浜にステージをつくり、沈み行く夕日とジャズを楽しむというライブ・イベントだった。それは空のオレンジが次第にやさしく墨色に染まっていく時間。出演は、日野皓正、山下洋輔、小野リサ。 気持ちのよい潮風。静かに打ち寄せる波の音をリズムに弾き語る、小野リサのボサノヴァがとりわけ美しかった。ボサノヴァは美しい海岸から生まれたことを、その時強く理解した。

日曜日、その森戸の海の家、オアシスに立ち寄った。野毛の沖縄料理屋「守礼の邦」の看板娘、純ちゃんに教えてもらった「寿」の投げ銭(ドネーション)ステージだった。ポップス&沖縄ミュージック。男女二人のチャンプルー・デュオの奏でる音は、沖縄の島唄もまた浜で潮風とともに生まれたことを感じさせてくれた。いつもはレゲエのゆるいバックビートが聴こえる場所で、弾かれた三線の乾いた音が浜に響く。潮風に頬をやさしく撫でられながら、ビールを飲み、チャンプルーを頬張り、音楽を聴く。大騒ぎのステージを眺めながら、おだやかで愉しい時間を過ごした。
記憶を辿ると、サンセット・ジャズ・インのステージが作られた場所は、いまオアシスがある場所じゃなかったのかなと想う。サンセット・ジャズ・インは、結局その年だけのイベントになってしまったけれど、森戸の海岸は、心地よい音楽の流れる場所なんだという記憶が、小野リサの囁く声とヴィオラオンの音色と一緒に、いまでもぼくの胸の奥底に張りついて離れない。

追伸:
オアシスで、偶然、写真家の有人くんとカフェ「Sorairo」のそらちゃんに遭遇。有人くんは、少し前に、僕らが編集&デザインを手掛けた横浜の某ヘアサロングループのリクルート用の冊子のポートレイト写真を手伝ってもらった。嬉しいことに、このグラフィックのアートワークは、美容学校・生徒さんにとても評判が良いらしい。写真の持つリアリティのチカラだと思う。やさしくスマートで、ときに力強く、とても素晴らしい写真だった。有人くん、9月に入ったら野毛辺りで飲もう。そらちゃんとは、機会があれば一緒に何か、と勝手に想っている。

19 August 2009 / Wednesday

8.8 Pan Cake Live

Filed under: Design デザイン, Music 音楽, Art direction, Colour, Selection, news — argyle street tea room @ 22:49:50


暑い夜、想い出すように Pan Cake の Southern Kids を聴いている。それにしても、8月8日の夕暮れのめぐろパーシモンホールでのライブは素晴らしいパフォーマンスだった。三人のマエストロの奏でるアンサンブルは時に焼けるように熱く、時にひんやり、真夏の夕暮れをじゅうぶんに愉しませてくれた。
観客として来場していたサイゲンジさんを無理矢理ステージに呼び込むビッグ・サプライズも! (Jogral 最高。)
スティールパン、ギター、アコーディオンから放たれ、複雑に絡み合い、美しく昇華した音の粒達。音楽の気持ちよさを純粋に再認識した暑い夜だった。
演奏終了後、企画をしたホールの Tくんと事前に(偶然に)知り合った Pan Cake のマネージメントをしているYさんを橋渡しにメンバーの原田さんと大塚さん、サイゲンジさんに挨拶をさせてもらった。あるきっかけから今回のライブのポスター&フライヤーのデザインを手伝わせてもらい、そしてYさんとの遭遇。それぞれの不思議な繋がりをきれいに紡いでくれたTくんとYさんに深く深く感謝。8月8日は、素敵な記念日になった。

05 August 2009 / Wednesday

暑中お見舞い申し上げます

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仲夏のみぎり
夏の空が眩しい折
くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます

a taste of summer

平成二十一年 盛夏に
アーガイル・ストリート・ティー・ルーム

03 August 2009 / Monday

大船、島唄、江戸小唄。

Filed under: Design デザイン, Music 音楽, Polaroid ポラロイド, Photograph, Shop, news — argyle street tea room @ 20:44:13

日曜日の夜。大船に古くからある大衆酒場、酒蔵 “富士屋” で。沖縄料理屋アンダンスーの店主佳代さん (a.k.a かよて三吉) の島唄と江戸小唄を聴く。ここ数年、ないちゃーのカタチだけの島唄が多いなか、佳代さんの唄には島のソウル&ブルースが入っている。小唄も可愛く小粋で可笑しくみなの笑いをゆるく誘う。
大船の酒場で、三線の乾いた音に大洋から吹くおおらかでやわらかい南風を感じる。アンダンスーもそうなんだけれど、音楽を聴いて、笑って、飲んで、お腹がいっぱいになって、眠たくなるまでぐだぐだ長居するのってやっぱり幸せだ。

02 August 2009 / Sunday

quiet nights of quiet stars

Filed under: Design デザイン, Music 音楽, Polaroid ポラロイド, Photograph, Shop — argyle street tea room @ 15:16:08

土曜日の夜。鎌倉二階堂のカフェ、トムネコゴでジャズを聴く。ピアノとウッドベース。ジャズはシンプルな編成ほど潔く感じて好きだ。
アントニオ・カルロス・ジョビンの「Corcovade コルコヴァード」が、ひときわ美しい。ボッサの調べは、山と海のある鎌倉の静かな八月の夜に。

空が星に満ちた静かな夜、私の爪弾くギターの調べが静けさのなかを彷徨う。私があなたと過ごしたいと思っていた山と海のある素晴らしい場所。人生は悲惨な戯れと思っていた私が生きていく意味を見つけることが出来た。 愛するあなたとともに
(Antônio Carlos Jobim)

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