28 May 2009 / Thursday

音楽notes_生音雑感

Filed under: Music 音楽, news — argyle street tea room @ 11:18:51

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修理に出していた山水のプリメインアンプが無事戻って来て、レコードを聴く時間が増えた。そうしたら、無性に生音に触れたくなってしまった。以下、ちょっと個人的なメモ(あるいは覚書)。

クラブイクスピアリでの平井景スペシャル。国府弘子(P)、原田芳宏(Steel Pan)、須藤満(B)、平井景(Drs) 、サイゲンジ(Vo,Voice,G) 。人選の妙。選曲の妙。オリジナル曲に加え、バカラックの「Close to you」に始まり「りんご追分」、ジョビンの「イパネマの娘」、(今や)日本のスタンダード曲「涙そうそう」、ギターポップの傑作、スピッツの「ロビンソン」。ジャンルはどうあれ良い曲は良い曲だ、というアプローチに大きく共感。スペシャルの名の通り歴史的特別な融合だった。サイゲンジのアーシーな「ロビンソン」は、そうそう聴けない。音楽の魅力のひとつは、クロスオーヴァー。

金沢 Jazz の草分け的存在、金沢の音楽発信場所、ジャズ喫茶「もっきりや」にて。ウエストコースト・ジャズの雄、クレイ・ジェンキンスのトランペットを聴く。クレイ・ジェンキンス(Tp) + 岡本勝之(B)トリオ。スタン・ケントンでデビュー、その後、ベイシーやバディ・リッチを経てクレイトン=ハミルトンへと続くビッグバンド・キャリアのトランぺッター、クレイ・ジェンキンス。チェット・ベイカーなど往年のパシフィックジャズに思いを馳せるクールでリリカル、爽やかでリラクシングな名演だった。丁寧にメロディーを紡ぐオリジナル + スタンダード中心の凛々しい演奏で、ぼくの大好きな「My Funny Valentine」、マイルス・デイヴィスの「So What」もプレイ。終演後、美味しそうにビールを飲むジェンキンスに「So What の演奏は最高だった。」と話をしたら、くしゃくしゃな笑顔で彼のアルバム「azure eyes」にサインをしてくれた。音楽の魅力のひとつは、時代を軽やかに飛び越える永遠さ。タイムレス・メロディー。

大船の珈琲&ウィスキー・バー「映画館」にて。天才 Nagasaking の三味線ライブを聴く。題して「ブルースが聴こえる」。北前船が運んだ文化、鹿児島から津軽、北海道までを巡る民謡の弾き語り。そして、太平洋を渡りアメリカ大陸へ。アメリカ民謡、フォークソング、ボブ・ディランの代表作「Like a Rolling Stone」「Blowin’ in the Wind」と続く。ここでも選曲の妙。沖縄の三線音楽もそうだけれど、民謡には深く心揺さぶられる。ブルースが、ワークソング、ラヴソングとして、つまりは日常で生まれるさまざまな感情を表現する手段だとすると、沖縄民謡も内地の民謡もブルースにほかならない。音楽の魅力のひとつは、喜怒哀楽の表現であり、それへの共感。

*写真「もっきりや」ウェブサイトから

16 May 2009 / Saturday

夏の夕暮れ 心地良い音の粒を 浴びよう。

Filed under: Design デザイン, Music 音楽, Print, Art direction, Colour, Selection, Portfolio ポートフォリオ, news — argyle street tea room @ 20:13:28

PAN CAKE パンケーキ ポスター&フライヤー
まだすこし先だけれど、夏の夕暮れのライブのお知らせを。

日本におけるスティールパン演奏の先駆者、原田芳宏さんのトリオバンド「パンケーキ」。「音」の粒のきらめきが、この眼で見えてしまいそうなほど、やさしく美しいスティールパンの音色。ギターとアコーディオンに交じり合い、昇華した極上のアコースティック音楽がきっと愉しめるはず。
八月。サマーソニックもいいけれど、三人のマエストロが奏でる流行とは違う文脈のボーダレスな音を聴いて欲しい。心弾む胸の高鳴りを感じて欲しいと思う。きっと暑いだろうその日の東京の夕暮れに、ゆったり心地の良い音の粒を浴びよう。

(アーガイルでは、公演のポスターとフライヤーのAD、デザインを担当しました)

【めぐろパーシモンホール / ライブ情報】
http://www.persimmon.or.jp/

スティールパン+アコーディオン+ギター=極上のアコースティック音楽。ゆったりライヴの旅シリーズ第4弾としてお届けするアーティストはPAN CAKE。めぐろパーシモンホールのオリジナルプログラムでお届けします。夏の夕暮れ、ゆったり心地良い音の粒を浴びよう。

【時間】15:30(開場)/16:00(開演)

【料金】全席指定:3,000円/車椅子席:同料金
※ 車椅子席はめぐろパーシモンホールのみ取扱

【会場】めぐろパーシモンホール 小ホール

【チケットの取扱い】
・めぐろパーシモンホールチケットセンター 03-5701-2904(10:00〜19:00)
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:323-816)

【予定曲】 ARIAPITA / TRICYCLE / スンダランド / レモン林 / THE FOOL ON THE HILL / BABY PANDA ほか

【プロフィール】
● PAN CAKE
原田芳宏と大塚雄一が意気投合し、ギターに小畑和彦を迎えて1994年末に結成。高い音楽性と卓越した技術で、海外でも評価される数少ない日本人スティールパン奏者、原田芳宏。ジャンルを越えた自由な作曲表現と、ヴォーカリストとしても活躍するアコーディオン奏者、大塚雄一。華麗なテクニックでファンを魅了し、ミュージシャン達からも絶大な支持を得るギターの名手、小畑和彦。三人のマエストロが創り出すその楽曲の数々は、忘れられない至福の瞬間をあたえてくれる。オーガニックな生音系音楽の先駆けであり、キャッチーな楽曲、高度で洗練された演奏スタイルなど、音楽性は高い評価を受けている。現在までに4枚のアルバムを発表。最近作「SOUTHERN KIDS」ではアン・サリーをゲスト・ヴォーカルに迎え、小笠原の民謡を手がけるなど、音世界の幅を広げている。PAN CAKEの音楽は、過去に「ビストロ・スマップ(フジTV)」などのTVやFMなど、メディアで耳にする機会も多い。
http://www.plants-label.com/pancake/
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/pancake/

● 原田芳宏(はらだよしひろ) steel pan
スティールパンとの出会いは1989年NY。独学で演奏を習得し、スティールパン奏者として1996年にCDデビュー。その後改めてトリニダード&トバゴへ渡り、World Steelband Festival「PANORAMA」に日本人として初めて参加。スティールパンのより新しい表現、より深い感動を求めて、多様な演奏・創作活動を続けている。PAN CAKEのほか、プロ・アマ混合の30人を超える大編成のPANORAMA STEEL ORCHESTRA、独奏によるPAN ALONEをはじめ、数々のユニークなアルバムを発表している。世界でも評価されるプレイヤーである。
http://home.att.ne.jp/theta/y-h/

● 大塚雄一(おおつかゆういち) accordion
ギルゴールドスティンの弾くアコーディオンに魅せられて楽器を始める。1996年、第8回全日本アコーディオンコンテスト(大阪大会)参加。朝日放送賞受賞。1997年、アコーディオンの音色を生かした自由な表現が話題を呼びソロアルバム「ACCORDIANA」をリリース。1999年、ギターによる弾き語りライヴを開始。オリジナルをはじめビートルズ、ボサノバなどレパートリーは多岐に亘る。2001年、コンピレーション「TOKYO BOSSA NOVA」にヴォーカル入りオリジナル作品「それは夏の・・・」を発表。PAN CAKEの活動のほかTAPダンサー、二胡、フラメンコギターとの共演など多彩なコラボレーションを展開している。
http://www.hi-ho.ne.jp/acc-ohtsuka

● 小畑和彦(おばたかずひこ) guitar
都内のライブハウスを中心にオーソドックスなジャズからブラジリアン、ワールドミュージックまでを、エレクトリック・アコースティック・12弦・シンセサイザーギター・等を駆使して、幅広い音楽活動を続けている。アーティストとの共演も多く現在までに、パット・メセニー、ジョイス、トニーニョ・オルタ、渡辺貞夫、今田勝、小野リサ、ディック・リー、小椋桂など、引く手あまたの日本のトップギタリスト。リットー・ミュージックからフォークギター講座のビデオも2巻出版されている。また、PAN CAKEの1stアルバムのジャケットは彼の作品である。
http://www.geocities.jp/obata_335/

【お問い合わせ】めぐろパーシモンホール 03-5701-2913
【主催】(財)目黒区芸術文化振興財団

11 May 2009 / Monday

www.moleskinerie.jp

ここ数年のモレスキンの人気はいわずもがな。その伝説や物語、その風合いや使い勝手の自由さ。一度モレスキンに触れてしまうと抜け出せない魅力がそこにはたしかにある。きっと身体の一部、思考の一部になってしまうのだろう。

Armand B. Frasco氏が主宰するモレスキンのファンサイト「moleskinerie」では、世界中の人々がそれぞれの方法でモレスキンを楽しんでいるのが観てとれる。愛情たっぷりで微笑ましくなる。
かつて、ぼくの写真(モレスキンの使い方)がこのサイトにちょこっと掲載されたことがあった。いくつものフルーツシールを、惜しげもなくモレスキンのページに貼付けている写真だった。題して「Label Love」。

そして(ようやく? 満を持して?)、「moleskinerie」の日本版サイトがオープンしたのだけれど、うれしいことに、そこにもぼくのモレスキンの写真を紹介してもらっている。こちらのお題は、「フルーツ薫るモレスキン」。すてきなタイトルだ。

www.moleskinerie.jp/2009/05/post-016b.html

moleskinerie.jp」は、本家にくらべるとまだまだエントリー記事数が少ないけれど、とってもフレンドリーでとびきり愉しい。モレスキンの拡張ポケットに透明の窓をつけるハックは、早速トライして実装してしまったほど。

記事の本文でも紹介されているけれど、フルーツシールをこのモレスキンのページに無造作に貼り続ける行為が、ぼくらのライフワークのひとつ、毎年の「フルーツシールカレンダー」にしっかり繋がっている。すべての事柄は、対象への愛情と継続でなりたっている。
YOKOさんの「moleskinerie.jp」が、末永くぼくらを楽しませてくれることを願って止まない。

愛情と継続のその先に、”文筆家、旅人、アーティスト、夢見る人、そして全ての人” たちがこのモレスキンで繋がる、愉しいイヴェントができればいいのになと思う。

09 May 2009 / Saturday

Ein Fisch Geht an Land

この連休に、仕事のついでに訪れた久しぶりの能登。久しぶりのポラロイド690 でパシャリ。
ここは、レオポルド・フェドルマイヤー氏のノベル「魚は丘にあがる Ein Fisch Geht an Land」のカバーフォトを撮ったロケーション。それは、吉本くんとルノー4TL で能登をゆるくぐるりと廻った傑作な旅の途中のワンシーンだった。
そして今回。このポラロイドのたしかなトーンが謳っているように、明るくおだやかで心地よいとびきり傑作なものになった。
このフォトもなにかに使おうと思っている。

www.argyle-street.com/portfolio/2008/ein-fisch-geht-an-land/

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