すてきでないわけないだろう
何年ものあいだ探していた CD をやっと手に入れた。ジャズピアニスト屋良文雄さんの「カルテッドライブ」。いまはもうない渋谷ジャンジャン jean-jean での1998年のライブ録音盤だ。
沖縄ジャズの草分的存在である屋良文雄さん。那覇の「寓話」と言う名のジャズクラブのオーナーでもあって、今でも毎晩のようにステージにたちピアノを奏でている。那覇を訪れたときは、必ず久茂地のその寓話で、おだやかでリズミカルで、とびきりやさしくて愉快なその音楽を聴く。そして、ビートに委ねるようにカラダを揺らす。もちろん、美味しい島料理と泡盛はかかせない。
「沖縄のジャズは、ほかにはないジャズなんだよ。」
と語る屋良さん。
繰り返し聴く CD の音には、沖縄ジャズのエッセンスが詰まっている。大洋から届くおおらかで自由な南風をそこから感じることができる。
このライブ盤のラストナンバーは、スティービー・ワンダー Stevie Wonder の「Isn’t she lovely」。屋良さんの定番。たくさんの愛が詰まった、ぼくの大好きな曲だ。
Isn’t she lovely
Isn’t she wonderful
Isn’t she precious
すてきでないわけないだろう
素晴らしくないわけないだろう
大切でないわけないだろう
手拍子と歓声の向こう側、屋良おじさんの屈託のない笑顔をぼくは想い浮かべ、とてもしあわせな気分になる。
「那覇の夜 寓話」
http://www.argyle-street.com/blogs/2006/02/blog-post.html
トラックバック URI : http://www.argyle-street.com/wp/2007/yara-fumio/trackback/



