以来、ジョビンの曲ばかり聞いている。
吉本くんのブラジル、そしてぼくの英国の旅の土産話を、いつもの新橋でゴーヤチャンプルーを頬張りながらしていた。
彼は、アントニオ・カルロス・ジョビン A.C Jobim の生誕80周年を記念して企画された「カチア catia」によるジョビンのトリビュート・アルバム「Catia Canta Jobim」の録音を兼ねて訪れていた。
彼が切り取ったリオデジャネイロの多くの写真を、ぼくは熱心に眺めながら、見果てぬ地球の裏側の、晩夏のイパネマの白い砂浜に、あるいはあの丘に厳かに聳えたつコルコヴァードに、想いあふれる。
そのイメージの断片が、発売中の「週刊朝日」の巻末に掲載されている。
「自分の音楽の多くはリオの美しさによるものだ」
とジョビンが語ったように、リオの美しい風景と雄大な自然は、彼に大いなるインスピレーションを与えたのだ。
「ボサノバの源流を訪ねて」 文=吉本 宏
ジョビンが愛したリオの豊かな自然を描写し、文末をこんな素敵なフレーズで締めくくる。
さて、ぼくにとってクリエイティブに対してのインスピレーションの源って何なんだろう?
そんな風に想いながら、今日もぼくはジョビンのレコードをターンテーブルに丁寧に乗せる
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