26 August 2007 / Sunday

夏の終わりとスマイル

Filed under: Book — argyle street tea room @ 0:04:52

夏が終わりを迎える頃、読み返したくなる本がある。永井宏さんが8年くらい前に書いた「スマイル」という青春小説だ。
それは、ビーチボーイズ beach boys の幻のアルバム「スマイル smile」のエピソードを引用し、逗子の海辺の別荘を舞台にした、センチメンタルで瑞々しいストーリー。

5人の男女が理想とする現代のコミューン。あきらめてしまったことへの後悔。自分に何が出来るのだろうという焦燥。「共有〜」と「永遠〜」というフレーズがずっと頭から離れない。学生時代の甘酸っぱい記憶と繋がって、いろんな意味でぼくにとってあこがれに近い小説だ。

ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc Godard、勝手にしやがれ、ジョナス・メカス Jonas Mekas、リトアニアへの旅の追憶、ヴィム・ヴェンダース Wim Wenders、都市の夏、フランソワ・トリュフォー François Truffaut、ブライアン・ウィルソン Brian Wilson、キンクス Kinks、ラヴィン・スプーンフル Lovin’ Spoonful、ボレックス Bolex、逗子秋谷、太陽は美しい、スマイル・バッジ :)。
こんなキーワードが確信犯のようにちりばめられている。
そして、ぼくがもう十数年つきあっている愛車、ルノーキャトル renault 4 が逗子の海岸線を颯爽と走る。

今日、よく立ち寄る大船の古本屋のワゴンコーナーで、偶然「スマイル」を見つけた。
今年もまたしっかり読みなさい、ということなのかなあ。
鈴虫の声が聞こえ、ひんやりした夜風を感じ始めた今宵、読み返すタイミングにはもってこいかもしれない。

新 しい生活のスタイルを築こうと、海辺で暮らした夏は、お互いに素直になることから始まった。気持ちを共有し、分け合うことで、誰にも真似のできない自分た ちの永遠を抱き続けられると信じようとした。いつの時代も変わることのない自然の中にいることで、それをより深く感じとることができるようになっていっ た。(文中より抜粋)

「スマイル」を数年前の夏の終わりに貸して以来、返してくれない Hくんへ。
ぼくはもう一冊手に入れたから、ある意味で共有をしていたその「スマイル」は、永遠の誕生日のプレゼント、ということでよろしくー :)

「スマイル smile」
1999年10月1日発行(限定6000部)
著者/写真 永井宏
装幀 篠山小百合
編集 佐藤由美子 前田美紀
発行 サンライト・ラボ

22 August 2007 / Wednesday

クラブイベント ボタニカ botanica

Filed under: Design デザイン — argyle street tea room @ 0:08:14

クラブイベントのお知らせです。

Botanica Afterhours
“botanica” is back… for one night only in Los Angeles.
late night afterhours saturday - sunday morning
august 25th 2:30am -6:30am
dj: wayne lyons and lars behrenroth

deep house music event in a beautiful setting,
very late at night / early morning.

これは、そのクラブイベントの flyer フライヤー。sx-70 ポラで撮ったタンポポの写真を、今回、提供しました。botanica ボタニカのとてもかわいいネーミングとマッチした、なかなか素敵なトーンのコラボレーションに。

招待されたけれど、ロスはさすがに遠いなあ。それに真夜中だし。残念。

21 August 2007 / Tuesday

すてきでないわけないだろう

Filed under: Music 音楽 — argyle street tea room @ 0:01:40

何年ものあいだ探していた CD をやっと手に入れた。ジャズピアニスト屋良文雄さんの「カルテッドライブ」。いまはもうない渋谷ジャンジャン jean-jean での1998年のライブ録音盤だ。

沖縄ジャズの草分的存在である屋良文雄さん。那覇の「寓話」と言う名のジャズクラブのオーナーでもあって、今でも毎晩のようにステージにたちピアノを奏でている。那覇を訪れたときは、必ず久茂地のその寓話で、おだやかでリズミカルで、とびきりやさしくて愉快なその音楽を聴く。そして、ビートに委ねるようにカラダを揺らす。もちろん、美味しい島料理と泡盛はかかせない。

「沖縄のジャズは、ほかにはないジャズなんだよ。」
と語る屋良さん。

繰り返し聴く CD の音には、沖縄ジャズのエッセンスが詰まっている。大洋から届くおおらかで自由な南風をそこから感じることができる。
このライブ盤のラストナンバーは、スティービー・ワンダー Stevie Wonder の「Isn’t she lovely」。屋良さんの定番。たくさんの愛が詰まった、ぼくの大好きな曲だ。

Isn’t she lovely
Isn’t she wonderful
Isn’t she precious

すてきでないわけないだろう
素晴らしくないわけないだろう
大切でないわけないだろう

手拍子と歓声の向こう側、屋良おじさんの屈託のない笑顔をぼくは想い浮かべ、とてもしあわせな気分になる。


「那覇の夜 寓話」
http://www.argyle-street.com/blogs/2006/02/blog-post.html

01 August 2007 / Wednesday

暑中お伺い申し上げます

仲夏のみぎり
夏の空が眩しい折
くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます

夏 2007
アーガイル・ストリート・ティー・ルーム

♪playlist _ Wave / Antonio Carlos Jobim

01 August 2007 / Wednesday

Happy Birthday, Helvetica!

Filed under: Design デザイン, Book — argyle street tea room @ 0:11:27

ヘルベチカ helvetica というタイプフェイスはひときわ美しい。多くのクリエイターたちに愛されるこのヘルベチカを、いまこの瞬間も誰かが大きなリスペクトを込め、そのデザインの中でシンプルに、丁寧に使っていることだろう。1957年にマックス・ミーディンガー Max Miedinger によってデザインされたヘルベチカは、今年で50歳を迎える。国境、時代、文化、スタイルを超えたロングライブ。
ハッピー・バースデイ、ヘルベチカ!
盛大なパーティが、いま世界中で行われている。

helvetica” A Documentary Film by Gary Hustwit
http://www.helveticafilm.com/

Design Museum London
50 Years of Helvetica
http://designmuseum.org/exhibitions/2007/helvetica

MoMA The Museum of Modern Art
50 Years of Helvetica
http://www.moma.org/index.html

Linotype.com
Helvetica NOW Poster Contest


Helvetica: Homage to a Typeface

*画像は film “helvetica” より

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