那覇の夜 寓話
那覇に来ると必ず訪れるジャズクラブ「ライブ・イン・寓話」。沖縄ジャズシーンの草分け的存在、ジャズピアニスト屋良文雄さんのお店です。
12年前、近くのホテルに滞在していて、音楽が聞きたくなって、ふと立ち寄ったお店でした。泡盛をやりながらチャンプルーをつまみ、心地よい音楽を聴き、からだを揺らす。ピアノトリオの凛々しさ、ジャズの生音、クラブの興奮に魅了されるおおきなきっかけでした。
その数年後、いまはなき渋谷ジャンジャンでの渾身のライブ。横浜から駆けつけた、あのハートウォーミングな演奏のことを僕は今でもはっきりと記憶しています。
そんな昔話を、2度目のステージをおり、美味しそうに泡盛を飲む屋良さんにしました。僕の肩をポンポンと3度叩き、くしゃくしゃの素敵な笑顔で、杯を合わせてくれた屋良さん。
その夜は、アルトサキソフォンを加え、ジョビンの「イパネマの娘」で軽やかに、「枯葉」でしっとりと、「A列車で行こう」「チュニジアの夜」ではじけて、寓話はダンスフロアに!
屋良さんのピアノは、おだやかでリズミカルで、とびきりやさしい。にがい過去さえも吹き払う、大洋から届くおおらかで自由な南風が、きっとそうさせているんだろう、と思う。
「沖縄のジャズは、ほかにはないジャズなんだよ。」
やさしいまなざしでそう語る屋良おじさんの音楽はやっぱり素敵です。ジャズはひとなり。
ターララ・ターララ・タラララッ、ターララ・ターララ・タラララッ♪
「チュニジアの夜」のフレーズをリフレインしながら、ホテルへの道を歩きます。那覇の夜、やさしい春風が南から。
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トラックバック by Cheap airfare. — 2008/5/27 Tuesday @ 13:09:00