Sunday, December 11, 2005

ザルツブルグからの便り その2



「魚は陸に上がる」

オーストリア、ザルツブルグの出版社から来年発売される小説のカバーフォトの依頼があったのは、先日のポストの通りですが、問い合わせをしていたその小説の内容についての返事が来ました。
"5人の男女が、各々の理想を掲げフラットで共同生活をしている。
はじめは、希望や理想を共有していたが、時間が経つにつれその夢が少しずづつズレはじめていく。
そんな時、新しいフラットメイツ、ケイヴが現れ、物語は意外な方向へ。

新しい形での「コミュ二ティ」小説。"

ケイヴが、ルノーキャトルに乗っているとのこと。なるほど、なるほど。

永井宏さんの小説「スマイル」(サンライト・ラボ刊)を思い出しました。
ビーチボーイズの幻のアルバム「スマイル」をキーワードにした、海辺の別荘でのセンチメンタルなストーリーです。
5人の男女が理想とするコミューン。
あきらめてしまったことへの後悔、自分に何が出来るのだろうという焦燥。
「永遠」というフレーズが印象的な小説です。
偶然だけれど、主人公がキャトルに乗り逗子の海岸線を走ります。

J.L.ゴダールやJ.メカス、W.ヴェンダース、F.トリュフォー、B.ウィルソン、ボレックス、逗子海岸。こういったキーワードが確信犯のようにちりばめられたこの小説が僕は好きで、夏の終わりがくる頃、時々読み返しています。

かなり類似点が多いなあと思うけど、変なつながり。たんなる偶然?


さて、カバーフォトに話は戻ります。

こちらの条件を全部快諾してくれたので、たぶん来春には海辺のルノーキャトルの写真がクレジットつきで表紙を飾ることになると思います。
ちょうどこの写真を撮った季節です。

素敵な装丁デザインになることを願っています。


追伸:
竹中さんの「さよなら color」、「魚は陸に上がる」、「スマイル」、反町隆史・竹野内豊・広末涼子が共演したドラマ「ビーチボーイズ」といい、キャトルは海の定番なんだろうか

0 Comments:

Post a Comment

Links to this post:

Create a Link

<< Home